研習課程賞析: http://210.59.19.199/mediafile/104express/05-

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パズルを活用した読む活動

（　　）隣の若い女性は目を閉じて寝ているふりをした。

（　　）おばあさんはお礼を言いながら、喜んで座った。

（　　）これは今朝のバスの中の出来事だった。

（　　）誰も席を譲ってあげる人はいなかった。

（　　）そこに座っている高校生は外を見て音楽を聞いていた。

（　　）通勤バスはいつものように込んでいた。

（　　）その時、後ろの席から「おばあさん、ここ、どうぞ。」と小

       学生の男の子が声を掛けた。

（　　）揺れているバスの中で、一人のおばあさんが荷物を両

       手いっぱいに持って、

（　　）シルバーシートの横に立っていた。

（　　）しかし、最近は何でもコンピューターを使って仕事をするようになりましたから、このタイプのプロの仕事が少なくなったのではないかと思っていました。ところが、警察の話によると、正確なら正確なほどいいということではないらしいのです。ある事件でコンピューターを使って正確な似顔絵を描いたのですが、市民からほとんど情報が集まらなかったそうです。正確ではっきり描かれすぎていたので、それと似ている人の情報が少なくなったということです。なんとなく怪しいと思っても、その人とは違うと考えてしまうようです。

（　　）実は、似顔絵を描くプロにはもう１つのタイプがあります。このタイプはできるだけそっくりに描くという点では、1つ目のタイプと似ていますが、実際に本人を見ながら描くのではなく、聞きながら描く人です。このプロが活躍するのは、警察が逃げている犯人を捕まえるときです。犯人を見た人からその特徴を聞きながら似顔絵を描いて、それを使って市民から情報を集めます。

（　　）幼稚園の子供が自分のお父さんやお母さんの顔を描くと、なかなかおもしろい絵ができます。お父さんのひげが口の中に生えていたり、お母さんの口が耳とくっついていたりします。もちろん、実際にはそんな顔ではないのですが、子供から見ると、そう見えるのです。でも、特徴をしっかり表現しているという点では、すばらしいと言えます。

（　　）どれくらい正確に描けばいいのか。どの程度特徴をはっきり描けばいいのか。その辺をよく考えて描くのが3つ目のタイプのプロの仕事なのです。それで、そのあと、すぐに彼らが描いた似顔絵もいっしょに使われることになりました。

（　　）プロの似顔絵を描く人には２つのタイプがあります。１つのタイプはまるで写真のように正確に、本人とそっくりに描く人で、もう１つのタイプはその人の特徴を強調して描く人です。２つ目のタイプの人が描く似顔絵は鼻が普通の3倍もあったり、あごがまるでバナナのように長く曲がっていたり、耳が象のように大きかったりするのですが、それを見ると、「ああ、あの人だ」とすぐにわかります。そんな鼻やあごの形をした人なんて実際にはいないのに、それを見て誰の顔がわかるところがおもしろいです。幼稚園の子供が描く絵はこのタイプと似ているのではないでしょうか。違いは、まずプロは描く技術が高いということです。これはどのタイプのプロにも共通していることです。次に、このタイプのプロの絵は子供のそれと違って、いろいろと「味付け」がされている点です。料理の味付けが人によっていろいろあるように、似顔絵の味付けもいろいろです。人によっては、顔がタイヤになったり、口がハンバーガーになったりします。